考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
続 夢のない時代
ぼくらが会社に入った頃は、明日は今日より豊かになる、という漠然とした了解があった。
とにかく、待遇がよくなるのだ。
無邪気にそう思っていた。
だから、何となく明るかった。

欲しいものは、いつか手に入る、という気がしていた。
もちろん、クルマ、クーラー、カラーテレビは当たり前の時代。
1980年〜90年代。右肩上がり。
しんどかったが、会社は仕事をやればやったで、どんどん規模が大きくなった。

そんな時代に「夢があった」、と言えるのかどうかわからない。

バブルを迎えて、地価が上がり、ゴルフの会員権が上がり、株が上がり…、何となくオカシイと思いはじめたが、もう止まらない。
世の中が狂騒状態だった。

金融機関が人をとった。理系もたくさん銀行や証券に行った。今ごろどうしているのだろう。

そしてバブル崩壊。
公的資金が注ぎこまれる。

銀行は反省すべきだ。
土地自体は何も生み出さない。
何も生み出さないものに投資し続けて、はじけてしまった。
もちろん、アメリカの言いなりになって、お金をだぶつかせるという政策もあった。

飯田経夫という経済学者がいたが、これだけ豊かになって、これ以上何を求めるのだろう…と言った。

あの時代、夢があったのだろうか。

本当の夢はなかったのかもしれない。
みんなが浮かれて、それこそ泡のような夢を見ていた。

そう思えば、本当の夢はいつの時代も同じだ。

夢に向かって本当に努力する人だけが、夢を口にできる。

その数は今も昔も変わらないのではないか。

夢は個人のものだ。

暗い時代に押しつぶされてはいけない。




| | 考えたこと | 21:52 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/233825
トラックバック