考えたこと2

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修理
実家のパソコンが壊れた。
なんでも、スーッと画面が消えたとのこと。

ジョーシンで買ったので、一応5年くらい経っているが、そこに持って行った。

電源を入れてみて、真っ暗な画面のままなのを見て、これは基盤がやられているから5万くらいかかりますよとのこと。
まあ、ダメもとで修理の見積もりを出してもらうことにする。

今日電話がかかってきて、やっぱり基盤がやられていたので5万400円かかるらしい。
すごい額だ。これで修理をする人はいないだろう。
修理代が原価のほぼ半分とは…。

基盤そのものを変えるから5万400円かかる。
やられているのは、基板上のどこかの部品一つである。
その単価はおそらく高くても数百円だろう。
でも、どこがやられているのかを判断することができないのだ。
判断できる人のコストが高いから、基盤そのものを変える。
完全にブラックボックスになってしまっている。

前にも書いたが、「新品を買った方が安いですよ」というセリフだ。
確かに、モノによっては修理に出したら、新品を送ってくることもある。

電化製品は、何でもかんでも事実上修理不能になっていく。
ラジカセ、ウォークマン、テレビ、ラジオ、ビデオ、掃除機…。

確かに新品が安くなっていることは事実だ。
でも、修理できるものまで新品に買い換えているような気がする。

昔は、街の電気屋さんでも、ハンダごてを持ってテレビの修理をしてくれるところがあった。
当時のことだから、真空管だ。

ところが、トランジスタができ、ICができたころから怪しくなってきた。
どんどん回路の集積化が進み、小型化し、性能が上がり、そして中がわからなくなった。
消費電力も少なくて、信頼性も高くて、いいことだと思う。
でも、いざ壊れたら、基盤を一気に変えることしかできない。

機械が便利になって、どんどんそういうことが起こっていく。

自動車もそうだ。
今のエンジン回りはコンピューター化されているから、簡単にいじれない。
でも、コンピューターを変えると、とたんに馬力が上がったりする。

世の中から、中味が分かっている人の数がどんどん減っている。
それは、ものが高度化し、よいことだろうとは思うが、本当にこのままでいいのだろうか。

携帯電話なんかを見ていると、そう思う。

もういいのではないか…。


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