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2009.02.19 Thursday
美学
それを美しいと思うものは何か、というのが美学だと思う。
男の美学…どう振る舞えば美しいか。。 引き際の美学…どう引退すれば美しいか。 暮らしの美学…どう暮らせば美しいか。 日本酒の美学…どう飲めば日本酒が美しいか。 というふうに、美学は何にでもある。 そして、逆にいうと、どこにもない。 ある人がこれは美しいと思うことが、万人に通じるはずがないからだ。 それでも、最大公約数的な美学はある。 昔の東映の映画であった、健さんのヤクザの美学。 一宿一飯の恩義は忘れず、つらいことに耐え、最後に一人でなぐりこみをかけ、悪いヤツをやっつける。 ジョン・ウエインのカウボーイの美学。 弱きを助け、強きをくじき、最後の一人になってもあきらめない。 映画の中にあるのは、ステレオタイプの美学だ。 日常の生活の中には、美学と呼べるものはないだろう。 美学は、文章の中にあるような気がする。 それがたとえ書かれなくても、言葉で語られないといけない。 そんな美学をもって、生きたいと思う。 サラリーマンの美学。 ぼくは、幸いにもそんなことを思える。 それにしても、なくなったのは、政治家の美学ではないか。 誰か、それがあると示してほしい。 |
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