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2009.02.05 Thursday
豆炭アンカ
今日、湯たんぽがエコで売れているというニュースをやっていた。
低温やけどに気をつけて下さいとのこと。 それで思い出したが、ぼくが幼稚園の頃まで、豆炭のアンカというものがあった。 今は電気毛布や電気敷布が増えたので、電気アンカというものを知らない人もいるだろう。 wikipediaによると「あんか、行火 は一人用可搬型の暖房器具の一つである。布団などに入れ直接手足に当てて暖をとる。地域や世代によっては「こたつ」と呼ばれることもある。」 強ー中ー弱というようなスイッチがついていた。 それを電気でなく、豆炭でやっていたのが豆炭アンカ。 豆炭という「炭(すみ)」を使う。 ちょうど手のひらに載るような大きさの丸い炭。 5センチ四方の大きさだったらしい。 その豆炭に火をつけるために、練炭を使っていたと思う。 練炭とは、直径20センチ、長さ20センチくらいの円筒状の炭で、よく燃えるように空気穴が一定の間隔で開いている。 専用のコンロ状のものがあったような…。 とにかく、豆炭を真っ赤に燃やして、それをアンカに入れていた。 アンカは大きな弁当箱のようなもので、中は石綿かなにかでできていたと思う。 前置きが長くなったが、ぼくが幼稚園の頃まで、その豆炭アンカが使われていた。 昭和36年くらい。 そんな時代があったということだ。 もちろん、そんな時代があったとわかっている人はわかっているのだろうが、そんなことをしていたのは、明治の頃だろう…と思っているのではないか。 平成の子どもたちは、想像もつかないだろう。 でも、昭和30年代前半は豆炭アンカの時代だったのだ。 練炭や豆炭が普通に使われていた。 石炭の時代。 そう思うと、時代は隔世の感がある。 でも、お父さんは豆炭アンカで寝たことがあるのだ。 |
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