考えたこと2

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なくなった雑誌
今日ステレオのことを調べようとして、雑誌を買いに行った。

昔の調子で、趣味の雑誌のあたりを探す。
どうも見つからない。

クルマでもないし、パソコンでもないし…、昔はオーディオというカテゴリーがあったのだが…。
やっと見つけたら、音楽のところの下の段にあった。

ぼくらが中学校の頃(昭和45年当時)オーディオ関連の雑誌は本屋の棚の一角を占めていた。
ステレオとかステレオサウンド、テープサウンド、Hi-Fiとかそんなタイトル。
それに、FMファン、週間FM、ラジオの技術、無線と実験、トランジスタとか、いろいろあった。
まだあるのかもしれないが…。

今は見る影もない。
上の棚には置いてない。

パソコンの雑誌のところに、ipodの本があったりする。

実際、うちの子どもたちも、オーディオのことは知らない。
アンプ、スピーカー、プレーヤー、チューナー…それ何?という感じだ。

パソコンにつながったスピーカーで音楽を聞く。
自分の部屋にはipodとMDラジカセ。

音楽が身近になったということか。
いつでも、どこでも、音楽を聞ける時代だから。

昭和45年当時、オーディオは憧れの対象だった。

ソニー、テクニクス、デンオン、ダイヤトーン、オットー、サンスイ、トリオ、オンキョー、パイオニア…、ブランドもいろいろあった。
アンプはどこがいいとか、スピーカーはどこがいいとか…、音も聞いたことがないのに、カタログと雑誌で得た知識で、いっぱしのことを言っていた。

S/N比とか、インピーダンスとかいう言葉も雑誌で覚えた。

あの頃、3wayのスピーカーをマルチチャンネルのアンプで駆動するのが流行っていて、ウーファー、スコーカ、ツイータという言葉も覚えたなあ。
ちなみに、ウーファーは低音用、スコーカは中音用、ツイータは高音用のスピーカーのこと。

レコードがCDに置き換わって、それから少しして、CDラジカセが出てきたころから、オーディオ雑誌の凋落が始まったのかもしれない。

レコードプレーヤーの存在は大きかった。
LPレコードのサイズが必要だし、モーターも要る。
他のものは小型化できても、プレーヤーがあるうちはオーディオの値打ちがあった。

そう思うと、CDがでてきたのは、結果的にすごいことだったなあ。

CDプレーヤーは当時8万円くらいだった。
それが、どんどん安くなり、小さくなって、今は5000円程度。
電池で動く。
もちろん高いのもあるが、マニア向け。

安くて、イイものが手に入るのはいいことだと思う。

でも、ちょっとさびしいのは、ぼくだけか。

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