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2008.12.27 Saturday
平成の無責任
ミュージックステーションの特番をみた。
最近の歌は最初からテンションが高い。 中には違うのもあるが、イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ…というふうに、徐々に盛り上がっていく構成の歌が減ったように思う。 「無責任ヒーロー」という歌。 関ジャニ8というグループで歌っている。 大勢で歌う。8人いるのかな。 もちろんクレージーキャッツの「無責任一代男」のパロディだろう。 それと知って聴いている人は、少ないかもしれないが…。 「無責任一代男」は植木等が一人で歌う。 オレはこの世で一番 無責任といわれた男… 高度成長時代、要領よく立ち回れば、えらくなれた。 人生で大事な事は タイミングにC調に無責任 そんな時代だった。 平成の無責任ヒーローは違う。 それにしても、騒がしい。 最初から全開だ。 8人もいて、ユニゾンで歌う。コーラスなどない。 一人ずつは大したことないから、全員集めても大したことはない。 全力前進 ジャジャジャジャーン 丸腰宿無し ジャジャジャジャーン 笑っておくれよ なるようになるさ なんだかわからないが、なるようになるという。 オイラは伝説の無責任ヒーロー 夢は無限大の無責任ヒーロー それでも、夢は無限大だ。 平成の時代、悲しいことだが、夢だけは無限大になっている。 昭和の時代、要領よく、ゴマすりでゴルフと小唄と碁の相手をしてえらくなっていけた。 でも、平成の時代は、気の毒だ。 なんだかわからないが、全開なのだ。 そして、夢は無限大だという。 みんな気づいているのかもしれない。 この歌を景気よく全開で歌わないと、みじめになる事を。 平成の無責任ヒーロー。 報われるように、ぼくらが頑張らないと。 |
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