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2008.11.17 Monday
ホメオスタシス
ホメオスタシスという言葉、聞いたことがある人もいるだろう。
「恒常性」と訳される。 身体のどこかがこわれ、修復不能になっても、それをバイパスして別のところが代替えの働きをする、というような時にも使われる。 外から見ていると、身体の一部がいったんこわれ、また治ったように思う。 でも、こわれたところが治ったわけではなく、別のところが同じような働きをする…そんな意味だ。 体温や血圧など、上がったり下がったりするものに対しても言われる。 負のフィードバックである。 上がったら、下げる方に、下がったら、上げる方にはたらく。 だから、身体はできるだけ一定に保たれる。 このホメオスタシスというもの、いいことばかりだと思うと、そうでもない。 何に対して悪いか…。 そうです。ダイエット。 ダイエットをするためにカロリーを減らし、それによって体重が減る。 でも、ある限度を超えると、ホメオスタシスが働きはじめる。 減ったはずの食物から、余計にエネルギーを貯えたりする。 または、省エネの体質になって、従来よりもエネルギーを消費しにくくなる。 すばらしい、ホメオスタシス機能。でも、問題だ。 「恒常性」を保とうとするから、こういうことになる。 痩せたい人は、一月に5%以内らしい。 一月に5%か…。 そんなにいかなくても、ホメオスタシスが働きはじめるような気がする。 気のせいかな…。 |
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