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2008.10.15 Wednesday
二枚目
世はイケメンばやりである。
イケメンの…という番組が多い。 今、イケメンと呼ばれているのは、だいたい若いタレントで、ホント?と思うような人もいるが、あれは主観的なものだから、プロダクションが「こいつはイケメンだ」と言えばイケメンになるのかもしれない。 しかし、どうもイケメンという言葉、違和感がある。 イケてる面だからイケメン…なんとも直接的な表現だ。 やっぱり、「二枚目」と言ってほしい。 昔でいうと、石坂浩二とか、田村正和とか…。 それとも、二枚目とイケメンは別の意味なのだろうか。 そういえば、イケメンと言われているタレントを集めて、その中で一番バカなのはだれか…というような企画もあった。 あれは、二枚目ではあり得ない企画だと思う。 してみると、イケメンというのは、知識はなくてもいいけど、二枚目はかしこくなければイケナイということかもしれないなあ。 たしかに、昔の二枚目役者は実際の頭の良さは知らないが、もしもよくなかったとしても、それが露わになるような番組には出なかった。 こないだも書いたが、役者というのは偶像でなければイケナイ。 夢を売る商売だからだ。 ということは、イケメンは夢を売らないが、二枚目は夢を売っているということかもしれない。 そうかもしれない。 イケメンという言葉の響きに夢を感じないのは、気のせいではなかったのか…。 |
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