考えたこと2

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時代劇2
昨日久しぶりに、水戸黄門を見た。

相変わらずのワンパターン。
これこそ、ワンパターンの美学だと思う。

殺陣の場面では、お約束通り、斬られた人たちはどんどん場面から去っていく。

だいぶやっつけたところで、「助さん、格さん、もういいでしょう」というご老公の言葉。
そこで、葵の紋の印籠を出す。「このお方をどなたとこころえるか…一同のもの、頭が高い…」
一同が静まり、「へへー」と平伏するのは、クライマックスである。

そこで、水戸のご老公の裁定があり、めでたしめでたしとなる。

〜人生楽ありゃ苦もあるさ…
テーマソングは、歌い手が変わっても同じ唄。

それにしても、由美かおるはどうして年をとらないのか…と今までの話と関係のないところで感心した。

昔は(これは20年くらい前のこと)たくさん時代劇があった。

大岡越前、遠山の金さん、桃太郎侍、銭形平次、暴れん坊将軍、鬼平犯科帳などなど。

小学校の頃は、銭形平次のマネをして、投げ銭をやることもあった。

時代劇を見て、「それがし」とか「〜で候」、「〜でござる」、「何を申しておる」「そちもワルじゃのう」というような、少し文語がかった「テレビ時代劇語」というものを覚えた。
これは、少しは役に立ったと思う。

それに、あのチョンマゲの人たちが、江戸時代の日本人であり、「そこ」とぼくらはつながっているという意識はあった。
ほんの百年ちょっとさかのぼれば、あの時代劇の世界に「当たらずとも遠からず」な世界があったのだ。
これは、すごいことだ。
少なくとも、200年くらいの時代認識は、知らず知らずのうちに刷り込まれたと思う。

昔は週に3日はゴールデンタイム(夜8時から9時)に時代劇をやっていたが、今は半年に一度の水戸黄門と大河ドラマだけ。

まあ、見る人が減っているので、しかたないことだろうが…。

と思って気がついたら、去年の9月9日にも「時代劇」について同じようなことを書いていた。
なさけないが、気がついただけマシか。

秋は時代劇の季節なのかもしれない。



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