考えたこと2

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記憶
こないだ書いた、「物理学的人生論」が届いたので、早速読んだ。

もう35年くらい前に読んだ本。

当時の物理の最先端のことが書いてあって、その研究者から見た宗教や超常現象、心や脳といった人間の意識についてわかりやすく書かれていた。

ぼくがすごく印象に残っている「所詮は人間の心というようなものも、煎じ詰めると体内の化学変化だ」というような意味のことは書いてあったが、そんなにハッキリと書いてあるわけではない。
おかしいなあ…。

1965年当時、まだ新しい話題だったDNAについてはかなりのページを割いている。
分子生物学というような領域で、今まで生物学だったものが、物理学の領域に入ってきたという時代だったからだろう。

ただ、記憶では「物理学的人生論」にDNAのことが書いてあったという覚えがない。

でも、究極的には宇宙にあるのはエネルギーであり、そのエネルギーが物質にカタチを変え、心や意識というものも生み出しているということは書いてあった。

印象に残っている内容は書いてはあったが、それにもっと多くのページを割いていたような気がする。

自分の記憶の曖昧さにちょっと驚いた。

当時、自分が感心したところだけ、覚えていたのか。

35年ほどの時間を経て、もう一度同じ本を読むというのもなかなか面白い。

猪木正文という人、すごい人だ。

物理学は進歩していくが、その元にある「なぜそれがあるのか」という問いには進歩はない。
いつまでも古くて新しい問い。

それを正面から書いた本だと思う。




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