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2008.10.08 Wednesday
コトバと音楽
-13thという音がある。
五線譜の上の、もとの音の上に三度、五度、七度、九度、十一度、十三度と6つの音を積んで、その6つめを半音下げた音。 この音が入ったコードがわからない。 教えてもらったら、「おー、これこれ」とわかるのだが、ふだんから耳にしていないし、使っていないから聞き取れない。 昨日書いた、竹内まりやの五線紙という歌のコードを書いて、先生に見てもらったら、-13thのところが違っている。 自分のつけたコードは、何かしっくりこないのだが、これかな…と書いた。 ふだん使わないから、出てこないのだ。 でも、一度覚えて、自分のストックに入ったものはわかる。 この曲のソロが始まるところは、先生と何度もやったパターン。 20年前はわからなかったが、昨日聞いたらそこはすぐにわかった。 結局、コトバと音楽は同じなのかなと思う。 自分の引き出しに入ったフレーズや熟語、単語は話せるし、聞ける。 でも、自分の引き出しに入っていないものは、話せないし、聞けない。 音楽も同じことだ。音やコードがつながって曲になるが、自分の引き出しにフレーズやコードの響きが入っていないと弾けないし聞けない。 だから、コトバを覚えるように、音の響きとその構成音の関係を、頭の中の引き出しに入れないとイケナイのだろう。 まだまだ、ちゃんとコトバが話せない状態だ。 -13thを頭の引き出しに入れないと…。 |
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