考えたこと2

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お駄賃
これも死語になったかな…という言葉の一つが「お駄賃」。

小さい頃、何かを片づけたり、持っていったり、買い物に走ったり、何か親の手伝いをしたら「お駄賃は?」と言った。

goo辞書によると、駄賃の意味は

(1)子供が使いをしたときなどに与えるお金や品物。おだちん。
(2)人にちょっとしたことを頼んだとき、その労力に対する報酬。
(3)駄馬による運賃。すなわち、運送賃。

となっている。
もとの意味は、運送賃らしいが、それはもう使われない言葉になっている。

ぼくらが小学校の頃は、5円のお駄賃が成立した。
5円玉は、それ自体で使えるお金だった。

5円玉を握りしめて、近所のお菓子屋に走る。
小学校の低学年の頃まで(昭和30年代)は、5円で1回くじ引きができた。
たしか、アメを買って、1回引ける。

スルメも一つ5円だったような気がする。

今なら使わないような甘味料や着色剤のオンパレードだったのではないか。
食べたら、舌が真っ赤になるようなアメもあった。

チクロ騒ぎ(40代の人はもう知らないかもしれない)でなくなった、粉末ジュースの粉のようなものも買えた。

5円のお駄賃…今の子どもなら「要らない」と言うだろうなあ。
いくらデフレとはいえ、5円では何も買えない。

小学校の高学年になった頃は、10円が相場だったと思う。
肉屋さんの店先で売っていたコロッケが1個10円だった。
揚げたてを新聞紙で包んでくれた。
たこ焼き(もちろんタコは入っていない)が10円で7個。

家の中の電化が進み、家の用事が減った分だけ、子どもの手伝いが減った。
そして、市場がスーパーになり、冷凍食品ができ、何でも買えるようになったが、子どもが一人でおつかいに行くこともなくなった。

今やお駄賃も死語だろう。

会社で、何か用を頼んだら、「お駄賃は?」と聞かれたことがあるが、そんなふうに大人同士で使う言葉になってしまった。

今でも田舎では使うのだろうか…。
相場は50円かな?いや、100円かもしれないなあ。

お駄賃がなくなったことは、あまりヨクナイことだろうとは思う。

言っても仕方のないことだが…。



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