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2008.08.30 Saturday
ハンプティ・ダンプティ
アメリカのドラマを見ていたら、初期化されてデーターが消えてしまった被害者の部屋のパソコンのデータを復元するという場面があった。
復元する技術者が、上司から「復元できるのか?」と聞かれてハードディスクの磁気記録のリクツを語った上で、"Humpty Dumpty back together again"という。 字幕は「復元できる」という日本語になっていたが…。 全く意味不明だった。 wikipediaによると、ハンプティ・ダンプティはマザーグースに出てくるキャラクターとのこと。 -------------------- ハンプティ・ダンプティ(Humpty Dumpty)は擬人化された卵として描写される、マザーグースの童謡に登場するキャラクターである。ほぼすべての英語圏の子供は、以下の詩に親しんでいる。 Humpty Dumpty sat on a wall. Humpty Dumpty had a great fall. All the king's horses and all the king's men couldn't put Humpty together again. ハンプティ・ダンプティが 塀の上 ハンプティ・ダンプティが おっこちた 王様の馬みんなと 王様の家来みんなでも ハンプティを元に 戻せなかった -------------------- この詩はナゾナゾで、Humpty Dumptyとは卵のこと、というのが答えらしい。 そこから転じて、戻ってこないものという意味で"Humpty Dumpty"が出てくる。 ドラマの場面で「ハンプティ・ダンプティ」は消されたデーター、という意味。 だから、"Humpty Dumpty back together again"が「消えたデーターが復元できる」という字幕になる。 前触れもなくセリフで出てくるくらいだから、よほど有名なものなんだろう。 たしかに、wikipediaには、そんなことが書いてある。 日本でいうと、浦島太郎みたいなもの。 久しぶりに帰ってきて、回りのことがわからない…というような場面で、「浦島太郎」をつかう。 そんなとき、字幕にはどう出るんだろう。 |
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