![]() |
2008.08.23 Saturday
スーパーヘテロダイン
FM大阪が開局したのが1970年。
中学2年のとき。 これで、ラジオでステレオ放送が聴けるようになった。(NHKはあったが、クラシックばかりだった) このころ、音楽を聞く上で、まだまだラジオは主体のメディアだった。 週間FMという雑誌があって(まだあるのかな…)、その本で番組を調べ、好きなアーティストのアルバムをカセットに録音して聴く、というような時代。 「エアチェック」という言葉もあった。 だから、ラジオの性能は大事だった。 よく、カタログを集めたりした。 その時に覚えた言葉が、「スーパーヘテロダイン」。 昨日読んでいた本の中に「ヘテロ」という言葉が出てきて、思い出した。 ヘテロダイン…接着剤ではないですよ。 あまり英語らしくない響きで、この「スーパーヘテロダイン」方式だから、ラジオの感度がよいというような説明だったなあ。 言葉は知っていても、意味は全く不明だったので、調べてみた。 「ヘテロ」は「他の」という意味で、「ダイン」は「ちから」のこと。 そう言えば、力の単位でダインというのがあった。 つまり、ヘテロダインは「他力」のことになる。 どんな仕組みかというと、ラジオが受信した電波は、そのままでは周波数が高くて扱いにくいので、いったん低い周波数に変換してから、音を取り出すということらしい。 なるほど。元々の周波数そのままではシンドイから、他の力(低い周波数)に頼って、電波を音に変えるということか。 40年ほどかかって、ようやく意味がわかった。 今でも、この方式が主体とのこと。 スーパーヘテロダイン…、なんだかものものしい言葉だが、すごく性能がいいぞ…という感じがする。 でも、意味は「超他力」だったのか…。 |
![]() |