考えたこと2

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現場の発音
また野球の用語の話。

ヒットエンドランという言葉がある。

ピッチャーが投げると同時にランナーが走りはじめ、バッターが打つという作戦。

ランナーはバッターが打つ前から走りだすので、バッターがヒットを打つことができれば、よけいに進塁できるし、内野ゴロでバッターが一塁でアウトになっても、ランナーはセーフになってダブルプレーを防ぐことができる。

文章で書くとややこしいが、要はランナーが走ってから打つということだ。

もちろん、リスクもある。
フライを打ってしまったら、走ったランナーが元の塁に戻ることができなければダブルプレーになる。

これは、英語では"Hit and run play"とかいうらしい。

ここでおもしろいのは、andである。
これは、普通はカタカナでは「アンド」になる。

ブレッド・アンド・バターとか、ユー・アンド・アイみたいに書かれる。

ところが、野球用語ではヒット・エンド・ラン…略して「エンドラン」ということもある。
ヒット・アンド・ランではない。

実際の発音は「エンド」の方が「アンド」よりも近い。

ヒットエンドランなら、運がよければ通じるかもしれないが、ヒットアンドランならまず通じないだろう。

これは現場の発音。

以前職場の先輩に、英語を習ったわけではないが、神戸の進駐軍で働いていた人がいた。
その人の英語は、実際に戦後すぐ米兵と話して習ったものなので、「通じる英語」だった。
それは「現場の発音」であり、教科書の発音ではなかった。
ギブミーチョコレートではなく、ギミーチョコレット。

エンドランはこれと同じだろう。

現場の発音がそのまま日本語になった言葉。

こんな外来語もある。


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