考えたこと2

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8月6日
今日は広島に原爆が落とされた日だ。

前に「戸籍」という題で書いたが、亡くなった父は広島の生まれだった。
原爆が落ちた頃には、父は広島にはおらず、祖母が広島の北の方に住んでいたらしい。

祖母はもう18年ほど前に亡くなったが、原爆が落ちた後広島に行ったという話を小さい頃に聞いた。

原爆が落ちてから、どれくらい後で行ったのか、聞きそびれた。
もちろん、直後ではなかったと思う。
直後なら、被爆していたはずだ。
祖母はガンで亡くなったが、もちろん原爆とは関係なかっただろう。

広島には、仕事で何度も行ったことがあるが、結局一度も原爆ドームには行ったことがない。
特に理由はないのだが…。

今朝、式典の声をクルマの中で聞いた。
小学生の男女が出てきて、声明文の中で自分たちのことを、「私たち」と言わずに、「子どもたち」と言っていたのが奇妙に聞こえた。
そのせいか、大人に言わされているような声明に聞こえてしまった。

1945年に終戦を迎えたのだから、もう63年前になる。

夜のニュースでは、各地の被爆者の会が解散していっている、と言っていた。
被爆者の平均年齢が75歳になるとのこと。

原爆に関係することで、心に残っていることというと、小野田少尉がフィリピンで遅い終戦を迎え、帰国して広島に行き、そこにある碑を訪ねたときのこと。
「過ちは繰り返しません」という碑文を見て、「これはアメリカが書いたのか?」と尋ねた。
何で読んだのかは忘れたが、その反応にびっくりしたが、それもそうやな…と思った。

ぼくらの親たちは昭和の時代を生き、戦前の教育と、戦後の教育の両方を受けた世代が多いと思う。
終戦をはさんで、何もかもが変わったのを見てきた世代。
高度成長は享受したが、青春が戦争時代だった人たち。
それだからか、団塊の世代のように理想を語るよりも、現実をみて戦後を過ごしてきたのではないか。

ぼくらは、戦争を知らず、本当に運がよかったと思う。

でも、今の若い人の中には「第二次大戦って、どことどこが戦ったんですか?」という人もいるという。

別に、中国のように恨みを忘れるなというつもりなどない。
日本人には、うらみごとを言わず、水に流すという美学があり、それはいいことだと思う。

それでも、今朝の式典を聞きながら、やっぱり歴史はちゃんと伝えていかないといけないと思った。

今度広島に行ったら、原爆ドームに行ってみようと思う。



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