![]() |
2008.08.02 Saturday
エボナイト
昨日の「エボニー」、ぼんやり考えていたら「エボナイト」という言葉に思い当たった。
エボナイトというと、理科の時間に出てきたはず。 静電気の実験の時に使った、黒い棒だ。 wikipediaでひくと、色が黒くて黒檀(ebony)に似ていることから、エボナイトと呼ばれるとのこと。 色からして、炭素のかたまりのような気がしていたが、なんとこれはゴムらしい。(ゴムには炭素が入っているが) 開発者はチャールズ・グッドイヤー。ぼくにとっては馴染みのある名前だ。 さらに、wikipediaによると… 「エボナイトは耐候性、耐酸性、耐アルカリ性にすぐれ、また機械的強度が強い。ボウリングの球や、万年筆の軸・インク供給部フィード、サクソフォーン、クラリネットといった楽器のマウスピースや喫煙用パイプのマウスピースに用いられる。絶縁性も極めて高く、かつては電材として絶縁体に用いられてきたが、現代では使われる場合は非常に少なく、一般の人が手に取ることが出来る機会はほとんどない。」 たしかに、エボナイトというもの、小学校の理科の実験でしか見たことがない。 エボナイト棒をこすって、静電気を帯電させて、紙がひっつくというようなものだった。 もちろん、知らないうちに見ているのかもしれないが…。 それが、「エボニー」からできた言葉だと、今日わかった。 チャールズ氏は、ゴムに加硫という処理をして、できた物体の色を見て、「おお、これはエボニーだから、エボナイトにしよう」と思ったのだろう。 思わぬところで、言葉と言葉がひっついた。 こういうふうに覚えると、忘れない。 |
![]() |