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2008.07.13 Sunday
ナレーション
NHKの朝のドラマ、今回は東京制作の「瞳」というタイトル。
北海道から出てきた孫娘が、東京下町の祖父の家に住み込んで、祖父とともに里親となって子どもたちを育てながら、ブレイクダンスの教室に通う…というドラマ。 西田敏行、前田吟、木の実ナナという芸達者の役者が出ている。 主人公もまあまあ、子役も上手で役者は申し分ないのだが…。 ナレーションがひどかった。 とにかく、解説をする。 里親制度をはじめ、状況設定の解説が長々と入る。 まるで、小学校の道徳番組のようなナレーション。 マトモな脚本なら、ドラマの中の状況や会話で見ている人にわからせるのが普通。 クルマで音だけ聞いていたら、よくわかる。 とにかく、ナレーションが長い。 ナレーションで説明するというのは、脚本の失敗だと思う。 一日15分のドラマだからいくらかは仕方ないと思うが、あまりにもひどかった。 見ている人のレベルがよほど低いと思っているのか…。 …と思って見ていたら、ナレーションがほとんどなくなった。 さすがに視聴者から文句が出たのだろう。 それとも、もう説明することがなくなったのか。 前の「ちりとてちん」がよかったのに(ナレーションは主人公の目線で、回想するところだけに使われる)、今回はちょっと失敗。 ついでにひと言…。 前田吟は、寅さんの義理の弟(さくらの婿)でおなじみだ。 ようやく、あの役の影は薄くなったが、彼を見るとまだ寅さんを思い出す。 思わず、久しぶり!と心の中で声をかけた。 |
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