考えたこと2

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演歌のスピリット
今日は学生のライブを聴いた。

なに系と言ったらいいのか、カテゴリーが難しい。
少しエスニックな感じで、ポップという感じではない。
昔の五輪真弓みたいな感じ…と聞いていたのだが、それにしてはドラムスの音が大きい。ロックといえば、ロックなのだが。
何といえばいいのだろうか…。

70年代のフォークというのは、まずはアメリカのコピーで始まり、カントリーからの流れで曲ができていた。
その後、ロックというのが出てきたが、これにはいろいろな定義があるらしい。
ひと言で、ロックとは何か?というのは難しいようだ。

ぼくは、ロックというのは60年代に出てきた、黒人のブルースを発祥とする音楽…というような感じかなと思う。
その意味では、ビートルズは最初からロックの香りがするポップスだったのではないかなあ、と個人的には思っている。

話がそれたが、今日のバンドはそういうものでもない。
確かにうるさいほどのドラムスとシャウトするボーカルは、ロックという感じがするものの、もっと東洋風のものだった。

もちろん、東洋にはロックはないなどと言うつもりはない。

今日の東洋風というのは、聞いていて直感的に思ったことで、説明が難しい。

でも、今これを書いていて思い当たるのは、リズムはエイトビートや16ビートであっても、あの歌は、演歌の香りがする…だから東洋風と感じたのだろうと思う。

聞いている学生たちからは、声援が起きていたし、ライブハウスでも活躍しているバンドらしいから、それなりの支持を得ているのだろう。

今の若い人たちは演歌など全く聞かない。

五木ひろしや森進一、都はるみ、八代亜紀など、全く知らない。
うちの子どもたちは、「和風」という言葉で形容したりする。

若い人が演歌を聴かなくなったのは事実だが、演歌のスピリットは生きているのではないか。

去年の冬、親しい人たちで寿司屋に行って、座敷で河豚を食べたとき、店の中では演歌がかかっていた。
あー、こんな夜は演歌がしみるなあ…などと言いながら、酒を飲んだ。
これがぼくらの演歌に対する感覚。

でも、今日の学生のバンドを聞いて、彼らも日本人であり、バスドラのリズムが効いた、シャウトする音楽ではあっても、演歌のスピリットがそこに生きている…そんな気がした。

そういう意味では、これこそ日本のロックなのかもしれない。




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