考えたこと2

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杜撰
書けないが、読める漢字の一つが杜撰。
「ずさん」である。

なんで、ずさんを杜撰と書くのか、調べてみた。

語源由来辞典というサイトで調べると…、

杜撰の「杜」は、中国宋の「杜黙(ともく)」という人物を表し、「撰」は詩文を作ることで、杜黙の作った詩は「律(詩の様式)」に合わないものが多かったという故事に由来するという、中国の「野客叢書(やかくそうしょ)」の説が有力とされる。
杜撰の「杜」は、本物でない仮の意味の俗語とする説や、「杜黙」以外の人名を表すという説もある。
日本には禅を通じて入ったとされ、古くは「ずざん(づざん)」と言われた。

と書いてあった。

そこから、杜撰というのは、いい加減なさま、誤りが多い著作物、という意味になっているとのこと。

杜撰というと、原発でウランを臨界点にしてしまった事故を思い出す。
正規の手順を踏まず、バケツのようなものでウランを混ぜた…というようなことだった。

あまりにも「杜撰」である。

今日の新聞に、病院で点滴の作りおきをして、常温で机の上に置いておいて、点滴液に菌が繁殖してしまった、という記事が出ていた。

これも杜撰という言葉がぴったりくる。

どうなっているのか…。

今までたくさんの人が、細菌を解明し、防疫のためには何が必要かを考え、それによって保健衛生が進歩してきた。
その知識はどこへ行ったのだろう。

こういう事故を防ぐためには、マニュアルではダメだと思う。

マニュアルの元になる知識を、少なくとも持たないといけないのではないか…。

理科離れということが言われているが、これは単に理科の知識がないから困ったものだ、ということではなく、こんな杜撰なことが起こってしまうということが、本当に恐いことなのだと思う。

細菌が発見され、医学が進んだのが18世紀から19世紀にかけての出来事。

百年以上の時間が経ったのに、こんな杜撰なことがあっていいのだろうか…。



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