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2008.06.11 Wednesday
ウィルス
インターネットにつないだら、ウィルスチェックソフトは必須…という時代になったが、それにしても最近、パソコンのウィルスチェックのソフトが突然動いて、ファイルを更新しています…というのが多い。
一体、どれくらいのウィルスがウロウロしているのだろう?と気になって、調べてみた。 トレンドマイクロというウィルスチェックのソフト会社のホームページでは、どの地域でどんなウィルスに感染しているパソコンがどれくらいあるか、というデーターを公開している。 それによると、日本で現在一番流通している(もちろん、ウィルスチェックのソフトがそれを関知して退治したからこそ、このデーターが出るのだが…)ウィルスは「TSPY_ONLINEG」の亜種というものらしい。 過去24時間でアジア地区で6,371,961のパソコンに感染した由。 地域別に流行があるようで、アジアでは600万台だが、北米では82万台、ヨーロッパでは60万台、アフリカで9万台、南米で5万台、豪州で2万台とのこと。 国別では台湾が365万台、日本が240万台でダントツだった。 このウィルスは破壊活動はしないらしいが、危険度は「中」。 自分でパソコンに入り込んで、ゲームのアカウント情報を漏らすらしい。 オンラインのゲームをやっている人を狙って、その人がお金を出して買った会員用のIDやパスワードを盗もう…というものか。 狙っているオンラインゲームが、きっと台湾や日本で流行っているものなんだろう。 それにしても、次から次へとよくもウィルスが作られるものだ。 独立行政法人 情報処理推進機構というところが、ウィルスの被害届出を受け付けていて、5月の統計によるとウィルス検出数が20万個とのこと。 これは、被害にあった人が届けた数であり、氷山の一角の数字。 実際に被害にはあわないとしても、ウィルスのチェックのために始終パソコンが小休止し、知らぬ間にパソコンのチップが電気を使って動いている。 それによるロスなども考えたら、本当にものすごい被害量だろう。 まあ、それだけの代償を払ったとしても、インターネットという国を超えた自由な通信と、ネット上にためられた情報を利用できるという自由は、大事だと思う。 自由の代償がウィルスチェック。 そう思って、納得するしかないか…。 |
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