考えたこと2

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アピる
和製英語というのがある。

前に書いた、ゴールデンタイムとか、ナイター、オートバイ、ガードマンとかいうもの。
これは英語のように見えて、実際には日本で作られた言葉。

英語がそのまま日本語になったものもある。
これはアセスメントとか、マニフェスト、ジョギングとか。
もともと、日本語になかった概念の言葉だろう。
アセスメントなどは単独で使われるよりも、環境アセスメントとか人事アセスメントとかいうように、何かにひっついて専門用語として使われる方が多い。
マニフェストなどは、政策公約と言えばいいのだが、これは政治家がハッキリしたくないという意向もあって、わざとカタカナにしているのかもしれない。

さらに、英語の意味を借用して、新しい言葉を作っているのもある。
これは、最近聞いてなるほど、と思った言葉。

アピールする、というのを「アピる」という。
「これをちょっとアピっとこう」などと使うらしい。
これを聞いたときはビックリした。

日本語には「る」で終わる動詞が多いので、「ル」で終わる英語は動詞になりやすい。(tellみたいに音節が短いものは無理だろうが…。)

だから、「ル」で終わる英語の動詞や名詞は、語幹を短縮して、「〜る」という使い方をしても、理解できてしまう。

グーグルで検索するというのを、「ググる」という動詞にする例もある。
これはかなり浸透しただろう。

他に考えつくのは、「アニマる」「コマーシャる」「グローバる」「ナチュラる」などもありかな…ちょっと無理があるか。
このままでは使わないだろうが、活用すると、少なくとも意味はわかる。

「アニマったレスラー」「ここでひとつコマーシャっておこう」「経済はグローバっています」「ナチュラりすぎた自然食品」みたいな使い方もあるかもしれない。

それにしても、言葉は不思議だ。
音で意味がわかるものがたくさんできてしまう。
(もちろん、使われる文脈の中で判断できるからだが…)
文字はあと、音が先ということがよくわかる。

いつか、「アピる」も広辞苑に載るかもしれない。

まだ「アピる」ならいいが、「あぴる」になったら、ちょっとコワイ。

そんな時まで生きていないか…。





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