考えたこと2

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メカ好き
朝のニュースで、若い人が車への興味を失っているというニュースをやっていた。
お酒にもあまり興味がなく、もっぱら部屋にいることが好きだという人が増えているとのこと。

ぼくも出不精なので、何となく気持ちはわからぬでもない。

お酒はともかく、車が「欲しいもの」ではなくなったのはいろんなところで大きな影響をもたらすだろう。

すでに数年前から車のカリスマ性はなくなっていきつつあった。(これは前に「クルマの価値」で書いた)

でも、今朝のニュースで、若い人がインタビューに答えて「べつにいらない」、と言う素っ気なさをみると、何だかぼくらとは違う人だなあという気になる。

プラモ世代のぼくは、何やかや言っても、メカが好きだ。
機械ものが好きなのだ。

新しいエンジン、新しい機構、新しいデザイン…。

所有する、しないは別しても、そういうメカに心惹かれる。
新型車が出ると、ホームページを見たりして、「ほー」と感心したり、開発秘話を読んで「うむ…」とうなずく。
やっぱり、燃料噴射は電子制御でないとアカンとか、パワステがモーターになったから感じが違うとか…、そんなうんちくが好きだったりする。

それは、メカに対する愛着だろう。

30年ほど前は、そういう輩が多かった。

わけがわからなくても、雑誌で聞きかじったりしていた。

車の塗装の色などよりも、メカだった。
べつにキミドリ色など無くてもいいのだ。

それは、遠いところで、鉄腕アトムとつながっているのかもしれない。
心の奥底で、機械や科学をイイものとして捉えているのだろう。

アトムがドラゴンボールに変わって、メカはどうでもよくなったのかもしれない。

昭和ヒトケタの人たちは、メカで戦争に負けたという気があったのかと思う。
だから、よい機械を作るというのが「理想」だったのではないか。

そんなメカ好きの伝統がなくなってしまった。

理科離れという言葉も、そこにつながっているのかもしれない。

べつに車に興味を持ってほしいとは思わないが、メカに興味がないのは、残念だ。

小さなころ、何かのおりに電気製品のなかをのぞいて、真空管が光っているのを見て「おー、これが電気や」といった、そんな感慨はもうないのだろう。
だいいち、開けてみられるようなものもない。

これも時代の流れか…。




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