考えたこと2

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記憶に残る音
一度だけパイプオルガンを聞いたことがある。

石造りの教会の大きな聖堂に据え付けられているものだ。

あの音は、「荘厳」という言葉通りの音だった。

まるで空気が揺れているような低音、建物自体が楽器になっているようだった。

オルガンという楽器は、ピアノやチェンバロとは違って、力強い。
鍵盤が押されるのを、音が待っている。
出された音は、鍵盤が押されているかぎり、鳴り続ける。
パイプを吹いているのだ。

そういう音が、人を静かな気持ちにさせるのかもしれない。

日本の宗教音楽というと、神楽や雅楽というものになるのかな?
あれは、どちらかというと開放的であり、それに合わせて踊るというものだと思う。
日本の神さまは開放的だから、ああいうカタチになるかもしれない。

西洋の神さまは厳しい。
だから、閉じた空間で力強い音を鳴らす音楽になる。

もう20年ほど前になるのか…。

あの音は、匂いの記憶のように頭に残っている。

あれこそは、木の文化ではなく、石の文化の音だと思う。
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