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2008.05.11 Sunday
カスに向かって撃て!
前から読んでいるバウンティ・ハンター(保釈逃亡者逮捕請負人)、ステファニー・プラムのシリーズ。
もうこれで11作目になる。 前作は声を出して笑ってしまう場面があったが、今回は控えめだった。 いろいろと個性の強いキャラクターが出てくる。 主人公はハードボイルドらしく、ヘンなところで自分の考えを貫く女性。 この手の主人公は孤独なことが多いのだが、この人は家族を持っていて、それがこのシリーズの特徴かな。 寡黙なお父さん、料理が上手なお母さん、ちょっと神経質なお姉さん、馬が好きな姪、そして葬式好きなおばあちゃん…。 このおばあちゃんはシリーズの名脇役になっている。 毎回乗っているクルマが炎上するのだが、今回もやってくれる。 もう本人も慣れっこになった感じ。 ラストは意外なドタバタで一気に終わる。 これがまた面白い。 ジャネット・イヴァノヴィッチという作者は、このシリーズでベストセラー作家になったらしい。 すでに本国では15作目が出ている。 ハードボイルドのシリーズは、いずれも本のカバーのきれいなものが多い。 ステファニーのシリーズは、前作まで扶桑社ミステリー文庫だったのだが、今回から集英社文庫になった。 カバーのイラストが変わり、ポップな絵になった。これはちょっと残念。 気に入っているのは、V.I.ウォーショースキーのシリーズのイラスト。 ハヤカワ文庫だが、孤独な女探偵という感じが出ている。 …ということで、12作目を待とう。 |
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