考えたこと2

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瞬間接着剤
仕事を始めたころ、瞬間接着剤をよく使った。
商品名をアルテコという。

あれはすごく便利なものだが、一つ間違えると凶器である。

振動を測定するための圧電型ピックアップというのを、測定場所に取り付けるために使っていたのだが、これが難しい。
ひっつけるところは大体決まっていて、アルテコを2,3滴金属製のピックアップにたらして、それを金属の丸い棒状のところに押しつける。
グッと押しつけたら、息をころし、じっと接着を待つ。

瞬間接着剤というくらいだから、ひっつくときはすぐにひっつくのだが、気持ちの問題で、しばらくじっと押しつけている。

ゆっくり手を離したら、ピックアップがぽろりと取れる…失敗である。

接着というのは、接触面が命だから、失敗するとピックアップと棒の部分接着剤の残りをきれいにサンドペーパーでこすり取って、きれいに拭いて、もう一度やり直すことになる。

単にぽろりと落ちるのならいいのだが、時々アルテコをつけすぎて、接着面からはみ出ることがある。
それが指先につくと悲惨である。
手を離そうとしても、ピックアップと指が接着され、離れなくなる。

その時はカッターナイフなどを使って、指とピックアップの接着面を切り離すしかないのだ。

だから、凶器になる。(本当はお湯につければいいのだが…)

ある時、接着の原理を聞いたら、水分と重合反応を起こすことによって接着しているとのこと。

それなら…ということで、アルテコをたらしたあと、「ハー」と息を吹きかけることにした。
効き目があったのかどうかはわからないが、今でも何かを瞬間接着剤でひっつけるときには、「ハー」と息を吹きかけている。
子どもに、なぜそんなことをするのか?と聞かれると、もっともらしく、この接着剤は水分と重合反応をするから、呼気を吹きかけると反応しやすいのだ…と言っている。

そんなことをしていた頃が懐かしい。

今「アルテコ」で検索してみたら、これは社名なんですね。
従業員45名の会社だが、1965年の創業とのこと。

僕がお世話になっていたのは1979年〜82年くらいか…。

もう25年も前の話だが、入社したての頃で、なぜかよく覚えている。

これは忘れないだろうなあ…。




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