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2008.03.26 Wednesday
ツー・ファイブ
ツー・ファイブというと、コード進行について知っている人なら馴染みのある言葉。
ツー・ファイブ・ワンと言ってもいい。 その調の元になる和音(ハ長調ならドミソ)に行くときによく使われる進行。 ツーというのはもちろん2のことで、ハ長調ならレファラドの4つの音を重ねた和音。 ファイブというのは5のことで、ハ長調ならソシレファの4つの音を重ねた和音。 ワンはもちろん、ドミソの和音になる。 すごーくたくさんの曲の中で使われている。 この進行を意識したのは、キャロル・キングのレコードがきっかけだったと思う。 MusicというLPだったか…。 後にカーペンターズに取り上げられた曲や、他の人がカバーした曲もたくさん入っている、名盤だ。 キャロル・キングの曲には、やたらこのツー・ファイブの進行が出てきた。 通常はソシレファの和音からドミソの和音に行くのがパターンだが、そのソシレファの部分をツー・ファイブに分けて、最初にレファラドの和音を入れるのだ。 すごくモダンな感じがする。 わかってしまうと、ビートルズの曲にも出てくるし、オフコースの曲にも出てくるし…当たり前か。それほどよく使われるパターンだ。 その、ハ長調のツー・ファイブの進行の時に、ミ・レ・ド・シ・ラ♭・ソ・ファ・ミというスケールを弾くと…これがスゴイ響きになる。 先生曰く、ツーの和音の9thとファイブの和音の♭9thが入るので、気持ちのいいスケールになるとのこと。 よく使われるのは、ラ♭から1オクターブ上に行くパターンなのだが、これは「そういえば、よく聞くなあ」というフレーズになる。 ミ・レ・ド・シ・ラ♭・ソ・ファ・ミ…ラの音を半音下げただけのスケールなのだが、コードの響きと重なると、何ともいえない。 何度も書くが、音楽は不思議だと思う。 |
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