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2008.03.18 Tuesday
ブルース
ブルースというと、最初に接したのは演歌。
伊勢佐木町ブルースとか、恍惚のブルースとか…。 小学校の頃、よく流行った。 今考えても、「恍惚のブルース」という題名はすごい。 何が、どう、恍惚なのか…。 恍惚の人、という小説があったが、この曲はそれよりも前に出ている。 日本の演歌のブルースというものと、西洋音楽のブルースは全く別物だ。 西洋のブルースは、黒人の音楽。 ゴスペルから発展したとも言われているらしい(wikipediaより)。 基本的には3つのコードで演奏される、12小節のパターンの繰り返し。 もちろん、ポップスやロック、ジャズの中でいろんな変形があるようだが…。 ブルースという名前は、ブルーから来ている。 「今日は気分がブルーだ」「マリッジ・ブルー」とかいう、何となく暗い気持ちという意味のブルー。 特徴的には、普通のドレミでいうと、ミ♭やシ♭が使われて、その音が「泣かせる」音になる。 ♭と書かれているが、本当は半音ではなく1/4音くらいで、その音程のさじ加減がブルースの「ツボ」になる。 アメリカで生まれた音楽で、ぼくにはよくわからないが、ギターの先生に聞くと、ブルースから生まれた名曲はたくさんあるとのこと。 コードは3つなのだが、そのコードをいろいろと代理のコードで置き換え、さらにまた手前に2-5(Two-Five)という進行をつけ加えると、もとのブルースとは思えない複雑な進行になっていく。 先月から、ブルースの練習。 毎日やっていると、だんだん12小節が感覚的にわかってくる。 単純なものほど、奥が深い。 やっていると、そう思えてくるのがブルースの素晴らしさではないか。 |
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