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2008.03.07 Friday
51歳
年をとるということは、あまり良いことでもないと思いはじめたのは50歳になってからだ。
よく、ぼくよりも若い人が、「若いころに戻りたい」というのを聞いたが、ぼくはあまりそういうことは思わずに来た。 せっかく、若いころよりはいろんなことがわかったと思っているのに、元の戻るのはイヤだと思ったからだ。 それが、去年はああ、もう50歳かという気分だった。 そして、今年は51歳になった。 1年経ったから、当たり前のことだが、この感覚はなんだろう…。 本当に年をとったという感じがある。 50という数字の響きがそれを思わせるのか…。 肩こりがひどいとか、頭痛がひどいとか、腰が痛いとか、老眼がひどいとか、白髪が増えたとか、たしかに身体的にはきつくなっているが、それは40代の後半から始まっていたことだ。 そうすると、何だろう? やっぱり、精神的にも成長しなくなったのかもしれない。 頑固になったような気もするし、今さら新しい考えにめぐり会えるような気はしないし、どんどん心が固くなっているような気がする。 ちょうど、しなびたミカンの皮が、ひからびて、固く、もろくなるような感じ。 水につけておくと、そんなこともなくなるのだろうが…。 どうやって、みずみずしい状態を保つことができるのか?がこれから先の課題だと思う。 いい音楽を聞いて、おもしろい本を読んで、楽しい人と話をする…そんなことが必要なのだと思う。 これは、意外と難しいことなんだろう。 |
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