考えたこと2

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わからないもの
一番…というのは、今まで生きてきて、その中で一番ということで使われる。

ということは、本当の意味で一番…というのは死なないとわからないということになる。

だが、死んでしまった人のことを想像して、その人の一番つらかったことは何だろう?と考えたとき、それがその人の「死」にはならない。

「つらい」というのは生きている時間に経験することだからだろう。

「きっとあの時はつらかっただろう…」と思う「あの時」は「死」の時ではない。
その人が生きていて、活動していた時のことだろう。
闘病がつらかっただろう…ということはあるかもしれないが、それは闘病であって死ではない。

そんなふうに考えると、死というものは考えられないものになる。

考えられないものだから、死は怖いと思うのだが、どう怖いかもわからない。

わからない、ということを池田晶子さんは「存在しない」と言っていたんだろう。

ということは、この世で一番わからないものは「死」なのかもしれない。

だいいち、死というものがあるかないかもわからないのだから。


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