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2008.02.13 Wednesday
最後の春休み
卒業ネタが続いて申し訳ないが、もう一つ。
卒業をテーマにした歌はたくさんある。 卒業写真、贈る言葉、さくら…。 インターネットの投票サイトを見ると、たくさん出てくるが、ほとんど知らない歌ばかり。 「卒業」という感じではないが、ぼくのベストはおとなしい選択。 ユーミンの「最後の春休み」。 Hi-Fi Setも歌っていて、ぼくはこちらの方が好きだ。 アルファベットの名前順さえ、あなたはひどく離れてた…というところだけは、そんな学校あるのかな?と思ってしまうが、6/8拍子のリズムとせつない歌詞、明るい曲調が「春休み」という気持ちをすごくよく表している。 たしかに、卒業式で歌う歌ではないだろう。 でも、本当に卒業を実感して、せつなくなるのは、最後の春休みだと思う。 もうその学校とはお別れだが、まだ次の道には踏み出していない。 その時に、「同じ時間に ずっと ずっと うずくまっていたい」という感じは、すごくよくわかる。 これが、ベストワンだろう。 最後の春休み by Yuming 春休みのロッカー室に 忘れた物を取りに行った ひっそりとした長い廊下を 歩いていたら 泣きたくなった 目立たなかった私となんて 交わした言葉 数えるほど アルファベットの名前順さえ あなたはひどく 離れてた もしもできることなら この場所に 同じ時間に ずっとずっと うずくまっていたい もうすぐ別の道を歩き 思い出してもくれないの たまに電車で 目と目が合っても もう制服じゃない 窓の近くの あなたの机 ひとり頬杖ついてみる ふたをあけると 紺のボタンが すみのほこりに まみれてた もしもできることなら この場所に 同じ時間に ずっとずっと うずくまっていたい もうすぐ別の道を歩き 思い出してもくれないの そよ風運ぶ 過ぎたざわめき 今は春休み 今は春休み 最後の 春休み いいでしょう…。 |
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