考えたこと2

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人間は…
こどもに社会主義はなぜなくなったのか?と聞かれた。

それは…、人間が社会主義についていけるほど、えらくなかったからかもしれない、と答えた。

人間は、ギリシア時代の昔から、あまり変わっていない。
正しいことは、正しいし、ヨクナイことはヨクナイ。
わかっていても、ヨクナイ事をしてしまうのが人間という生き物なのだろう。
だからこそ、紀元前400年くらいにプラトンが「真善美」という理想を掲げた。
どこかの洞窟に書いてある象形文字に書いてあることは、「近頃の若い者は…」という意味だったという話もある。

もしも、人間が十分にえらかったら、社会主義の国は消えなかったかもしれない。

でも、それはムリな話だ。
"One for all, all for one."という言葉が崇高な意味を持つ程度に、人間はおろかなものだ。

そう言うと、そんなあきらめをせずに、「人間がえらくなるべきだ」という。

若さはうらやましい。
そんな理想が持てるのだ。

ぼくもそう思いたい。
それでも、人間はおろかなものだから、仕方がないと思う。

すべてのものに価格をつけて、市場という「神の手」にゆだねる方が、おろかな人間が世界をコントロールするよりもマシなのだ。

でも、この先に明るい未来が広がっているようにも思えなくなってきた。

今や二酸化炭素の排出にさえ、値段をつけて、市場という仕組みに期待しないといけない時代。
それ自体は、今の世界の仕組みの中では、素晴らしいアイデアだと思うが…。

いつか「価格と市場」という仕組み以上のものを作り出せればいいと思う。

それでも、人間は今と変わらず、おろかだとは思うが…。




| | 考えたこと | 00:47 | comments(2) | trackbacks(0) |

コメント
社会主義のアイデアのいいところを、資本主義が取りこんじゃって、逆に社会主義が人間という、むつかしいものへの、対応力がなくなっちゃっつたような気がします。。
正しさというのは、実はいくつもあるという余裕がなくなったということと、人間は矛盾していて面白いものだということになっていない。
でも、今の加熱するグローバルな投資型経済は、もう資本主義云々ではなく、これはもうお化けです。未来はありません。
何か、いい道ないんでしょうかね。
| sandasun | 2008/02/08 12:34 PM |

第三の道を標榜したイギリスのブレアさんもやめてしまったし、当面難しいような気がします。

でも、可能性があるのは西欧ではないでしょうか。

正しさというのはいくつもある…というのは、今のアメリカ主導の市場至上主義からは出てこないでしょうね。

何事も対立勢力がなくなるとダメになるのでしょうか。

正しさの基準を知るためには、二つ以上のもののバランスを取るというやり方しかないのかもしれませんね…。


| suzy | 2008/02/09 1:07 AM |

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