考えたこと2

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ドはどこにある
音符を読むときに、二通りの方法がある。

固定ドと移動ド。
ギター弾きは一般的に移動ドを使う(と思う)。

移動ドというのは、その譜面の上でドとなる音(♯一つのト長調なら、ソの音)をドにするという読み方。
固定ドというのは、あくまでト長調ならソの音はソと読む…音の絶対値でみる読み方。

なぜギター弾きは移動ドで考えるかというと、楽器の構造がそうなっているからだ(と思う)。

ギターの場合、基準となるフレットをずらせば、調を変えることができる。
押さえる位置を2フレット平行移動すれば、ハ長調の曲をニ長調にできる。
譜面の上では、シャープが二つト音記号の横に並ぶが、ギターではメロディもコードも2フレット移動させるだけだ。
ピアノのように白鍵や黒鍵など意識する必要はない。
全く平行に動かせばよい。
中学の頃、父がギターというのは便利な楽器だという事を言いながら、それを教えてくれた。

だから、ぼくはニ長調の「ド」は「レ」だという。
最初の「ド」はどこが音階の最初の音かを表す「ド」で、「レ」というのは、絶対的な音の高さである。
レがドになるということは、半音二つ上に上がるということで、それはフレットを2つ右に動かすということ。

何が便利かというと、あるポジションで覚えた指づかいを、そのままずらせば移調できるということだ。

もちろん、メロディによって、どのポジションで弾くのかは違ってくる。(同じ高さの音は、フレットの上にたくさんあるから、そのどれを選ぶかはメロディや次の展開によって違う)

でも、基本はいつでもドレミファソラシドである。

一度、ギターの先生に聞いた。
先生はどんなキーの楽譜も簡単に書けるので、固定ドで考えているのかと思ったからだ。

でも、先生はやっぱりギター弾きらしく、「頭の中では移動ドでやってます」と言われた。

長男はピアノを弾くが、ぼくがニ長調のドはレだ、と言っていると、レは何の調でもレだ…という。

頭の中ではきっと鍵盤が見えているのだろう。
黒鍵と白鍵が入れ違いに並ぶ鍵盤では、平行移動といっても難しいのかもしれない。

ぼくの頭の中にはギターの指盤がある。
ドはレというとき、頭の中では指を2フレット動かすだけなのだ。
全てのコードは右に二つ動かして、さっきまでレだったところをドにして考える。

もちろん、絶対音感があって、固定ドで考えるギター弾きもいるんだろうが…。

管楽器を吹く人なんかは、どうなっているんだろう?


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