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2008.01.19 Saturday
ながら族
今の中高生はAMラジオの深夜放送を聞くのだろうか。
ウチではあまり聞いている様子がない。 ぼくらが中学・高校の頃はAMラジオの深夜放送を聞いたもの。 寝るときにラジオをつけて聞いたこともあるし、学校から帰ってから一度寝て、深夜に勉強しながら聞いたりした。 前にも書いたが、聞いていたのはヤングリクエストやヤングタウン。 中学の頃は、翌日学校で友だちと前日の深夜放送の話題に花が咲いたりしたものだ。 「ながら族」という言葉、これももう死語かもしれない。 よく親父に「ながら族」はヨクナイと言われた。 もちろん、何かをしながら、別のことをする…という意味。 勉強をしながら、ラジオを聞くのはヨクナイということだ。 でも、今になって思えば、役に立っている場面もある。 会議のときに、他の人の意見を聞いてあいずちをうちながら自分の意見をメモしたり、発言しながらまとめを書いたりするというのは、「ながら族」の訓練が役に立っているのではないか。 特に、あのころの深夜放送は、音楽を聞くというよりも、話を聞くのがメインだったから。 今でもテレビの音声を聞きながら、キーボードをたたき、時々画面を見る…というようなこともできる。(それができたから、どうというワケではないが) 聞きながら聞いていることと違うことを書く、考えながら、考えていることと違うことを話す…どちらもすごく大事なことだ。 これらはソーシャルスキルの一つだろう。 深夜放送がすたれて、「ながら族」が減り、日本人のソーシャルスキルが落ちたのかもしれない。 ヤングタウンに感謝しないといけない。 |
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