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2008.01.11 Friday
リズム隊
4人とか5人編成のバンドで大事なのは何だろう。
うまくても、さほど目立たないが、ヘタだと演奏がぶちこわしになるもの…リズム隊だ。 ドラムスとベース。これがヘタだと、他のメンバーがどれだけ頑張っても聞けない。 人間的に正確なビートがきざめること、これだ。 「人間的に正確」というのは、リズムマシンのように機械的に正確ではないということ。 適度なツッコミやモタリがビートを生む。 コンピューターで作るドラムスにも、「ヒューマナイズ」というような機能がある。 ランダムに少しずつジャストのビートから外したり、ツッコミやモタリをプログラミングできる機能。 それによって、文字通り「人間らしい」ビートになる。 ベースも、ビートが大事だ。 ソロで見せるプレイではないところでは、音楽の底を支えるビートを作らないといけない。 ドラムスとベースがちゃんとビートをきざめれば、ノリができる。 それができれば、少々ギターがヘタでも、ボーカルがヘタでも、一応聞くことができると思う。 手拍子ができるのだ。 かっこいいギターやキーボードのソロも、リズム隊が支えているからこそ、聴衆をひきつける事ができる。 縁の下の力持ちである。 本当にかっこいいのは、そんなリズム隊。 演奏を聞いて、自然と身体がリズムをきざめる時は、そんなかっこいいリズム隊が活躍しているんだと思う。 ギターでいうと、Earth Wind and Fireの"September"や"Fantasy"の演奏はそんなかっこよさがある。 あんな演奏ができたら、本当に気持ちいいだろうなあ…。 |
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