考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
世界最速のインディアン
アンソニー・ホプキンスが純粋な老人を好演。

ニュージーランドの老人が、家を抵当に入れてアメリカに渡り、ずっと改造を重ねてきたインディアンというバイクを走らせて、最高速に挑戦する。
25年間の夢を叶える老人と、彼を支える人たちの物語。

隣家の少年トム、年金係の女性、若いバイカーたち、ハリウッドのモーテルの受付嬢、中古車屋の主人、ロスからボンネビルに行く途中に知り合ったインディアン、通りがかりに助けてくれた女性、ボンネビルのスピードコースで出会った人たち…。
彼とかかわった人たちは、彼を好きになる。

心臓発作やバイクの不調など、夢を遮ろうとするものがあっても、彼は止まらない。

速く走るための彼の哲学は、時代遅れだと言われても、人々を説得する力があるのだ。

タイヤの軽量化をするために、ナイフでゴムを削り取ったり、自分でエンジンのピストンを鋳造したり…。

ブレーキもなく、止まるためのパラシュートもない。サスペンションは旧式だし、タイヤはひび割れている。
「そんなバイクで、ここを走るのか?」とスピードコースの人たちは言う。
それでも、あの年で地球の裏側から、ここで速く走るためだけにやってきたのだから…。

いわゆる、ロード・ムービーである。

ぼくは、このロード・ムービーものが好きだ。
「エリザベス・タウン」もそうだった。

人生は旅。

彼のように、一つの夢を求めて走り続けられる旅を見ていると、せつなくて、うれしくなる。


| | 映画・舞台 | 22:27 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/233407
トラックバック