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2007.12.18 Tuesday
献花
花には心を動かすものがある。
彼らが地球上に現れたのは、6500万年くらい前。 ちょうどほ乳類が現れたのと同じ時期だ。 人間の先祖が生まれた頃と時を同じくして、地球上に花が咲くようになったということか。 キリスト教のお葬式では、焼香の代わりに献花をする。 一輪の花に、死者への思いを託す。 献花台に一輪ずつ、花を置いていくのだ。 「花の命は短くて…」という詩があったが、花は散るからこそ美しいと思える。 桜がその最たるものだ。 美しく咲いて、新しい命を残して、散っていく。 散る花と、死者が重なって、花に思いを託すようになったのかもしれない。 生まれて初めて、キリスト教のお葬式に出たが、献花はいいなあと思った。 去っていく人に花を…。 |
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