考えたこと2

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口径
刑事や探偵が出てくるドラマを見ていると、よく銃の話が出てくる。
まず口にするのが、XX口径だ…とかいうもの。

ダーティ・ハリーはマグナムを身につけていたが、これは44口径だったと思う。
すごい破壊力のある銃だ。

小さな銃なら、22口径とかいう数字も出てくる。

この22とか44とかいう数字は何なのか、知ってます?

口径というくらいだから、銃口の内径だろうと想像はつく。
でも、22ミリや44ミリというと、どう考えても大きすぎる。
口径が44ミリもあるなら、銃身の直径は50ミリ近くになる…。ダーティ・ハリーが胸のホルスターに入れるにはどう考えても大きすぎるだろう。小型のバズーカ砲みたいな銃になってしまう。
片手で持つことがもはや難しいと思うが、持てたとしても撃ったとたん肩が抜けてしまうだろう。

実はこの口径の数字の単位は、1/100インチ(0.254mm)なのだ。44口径なら、約11ミリになる。

フランスの刑事物のドラマを見ていても、口径は44とか22という数字を使う。
フランスといえば、メトリック単位の国。1メートルを表す元になるメートル原器はパリの度量衡万国中央局に保存されているくらいだ。
長さだけでなく、重さ、圧力などもメートル法の単位を使っている。メートル法を作った国だ。
その国でさえ、銃の口径についてはインチの単位を使っている。

銃というものがいかにインチの国、アメリカで量産されているか、よくわかる。

ネジについてもメートル法に基づくネジと、インチ基準のネジがある。
ねじ山の間隔(ピッチ)がインチ単位で決まっているものとミリ単位で決まっているものがある。
世界では、まだまだインチの力は強い。

だが、たいがいのものは、メートル法基準もある。どちらかというと、世界はメートル法に統一されていく方向なのだ。

それでも、銃の口径はインチ基準のみである。

アメリカはまだまだインチの国なのだ。
これについては、グローバリゼーションから取り残されている。


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