考えたこと2

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らせんのミゾ
アイスキャンデーの棒というと、昔から平たい板と相場が決まっている。

今でもほとんどのアイスキャンデーは、昔ながらの角がとれた平たい木の棒である。

ところが、こないだ食べたアイスキャンデーは細くて丸いプラスチックの棒だった。
直径が5ミリ以下だろう。
なにげなく食べていたが、妙なことに気づいた。

棒には細かいミゾが切ってあるのだ。
らせん状のミゾである。
なんでそんなことが必要なのか、考えもせず、何となく不思議だなあ…と思っていた。

しかし、何にでも理由はあるのだ。

よく考えたら、こんなに細い丸棒にキャンデーを冷やしてつけたら、何かの拍子に抜けてしまうんだろう。

きっと最初は表面がつるつるの丸棒でやってみたと思う。
そして、工場で作っている時か、あるいは輸送する時に棒からキャンデーが抜ける、という問題があったに違いない。

どうしよう…。
困った人たちが工夫を考えたのだろう。

すごく細いミゾだが、実際にキャンデーを引っぱっても抜けない。
でも、キャンデーをらせんの方向に回すと、回転しながら抜けていく。
逆にいうと、ほとんど目で見てもわからないくらいのミゾだが、このミゾのおかげでキャンデーを回さないと、棒からキャンデーが抜けることはないのだ。

エライ人がいたものだ。
このおかげで、丸い棒でもキャンデーを作ることができる。

エコロジー面でどうなのかはわからない。

でも、工夫をすれば、解決が見つかる。

きっと特許を取っているに違いない。

たかがキャンデーの棒、されどキャンデーの棒。

必要は発明の母。
食べたあと、考えた人に拍手してしまった。


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