考えたこと2

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"a"と"the"
英語の教科書の最初に出てくるのが"a"である。

"This is a pen."で始めた人も、"I am a boy."で始めた人も最初のページに出てくる冠詞の"a"。

「ひとつの」とか、「ひとりの」とか…そういう意味だと習う。

最初のページに出てくるのに、最後までわからないのがこの"a"だろうと思う。
日本語に冠詞というものがないし、複数とか単数とかいう概念がないから、仕方がない。
わかりようがないのだ。

少したつと、今度は"the"が出てくる。
「その」というような意味だと習う。
"the book"は「その本」という意味で、話の中ですでに出てきていて、限定するときに"the"を使う、というようなことを習った。
だからといって、毎回"the"を「その」とは訳さない…。

そのうちに、たくさんあるもののうちの一つは"a"だ、などという解説に出くわす。

"a dog"というと、犬はたくさんいるが、そのウチの一匹だ。"dogs"とあったら、「犬というもの」というふうに、犬という種全体を表すのだという。
また、地球は一つしかないから、"an earth"とは言わない。"the earth"という…だんだんわからなくなる。

学校は"school"で"a"はつかない。学校という機能を表すのだという。
"a school"とか、"the school"というと、学校の建物を表す…困ったものだということになる。

ややこしいから、何でも自分のものは"my"をつけて、ぼくの鉛筆とか、ぼくの本とか…そういうことにして、"a"や"the"を避ける方が楽だと思う。わからないものは、使わぬにかぎる。

きっと、聞いている方は所有欲の強いヤツだと思うのだろう。
何でも、「ぼくの」をつけるのだから。
でも、日本語には"my"はあるので、わかりやすい。

「ぼくは、ぼくの鉛筆と本を持って、ぼくの学校に、ぼくの自転車に乗って行きます」

おそらく、一生かかっても、何気なく使われる"a"と"the"の細かいニュアンスはわからないと思う。

いま、「アメリカ人語」という本を読んでいる。
この中に、"a"と"the"の違いについて書いてあった。

読んだ時は「なるほど」と思うのだが、しばらくたつとわからなくなる。

とにかく、英語を話す人たちは"a"と"the"によって、かなりの意味を感じとっているということらしい。

冠詞など、適当につけているのだろうと思ったら、大きなマチガイのようだ。

最初のページにあるものが、一番難しい。
だから、教科書のあとのページでちゃんと説明できないのだろう。

せめて、どこかで「これは難しい」と言ってくれたらよかったのに…。

なぜ難しいかという説明すら難しいから、避けて通ったのだろうか。




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