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2007.09.30 Sunday
話を伝えることは…
昨日の続き。
座談会の記録を校正しているが、話されたものを、「読む」ための言葉に書き換えると、結局はたくさんの情報が失われていく。そうしないと、読みやすくはならない。 逆にいうと、それが「話す」ということの価値なのだ。 場の空気というものがある。 白熱した議論、熱い語りや思い…そんなものはほとんど「言葉」ではなくて、表情、しぐさ、声というような、言葉以外のもので伝わっているということか。 話し手だけではない。回りの人の表情や、目線、態度など、それこそ空気の部分が必要になる。 それだけ、会って話すことには意味があるということだ。 いくらネットワークが進んでも、会って話すことの価値は減らない。 メール、テレビ電話などの新しいメディアが増えているが、会いたい人には会って話す方がいい。 百聞は一見に如かず…。 もちろん、読むための文章の価値は変わらない。 書き言葉の方が伝えやすいこともある。 目は脳に近いから、逆に、簡単に伝えることもできる。 会議でも、説明のための文章を作って、それを見ながら話すと、短い時間でわかってもらえる。 チャートにして、イメージも含めて伝えるという手法もある。 それでも、今回座談会のテープを文章にして、話すことの大事さを知った。 まだまだ大幅な校正が必要だが、何とかあの熱気だけは伝えたい…。難しいなあ。 |
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