考えたこと2

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鉛筆と消しゴム
最近、消せるボールペンというのが出ている。
フリクションボールという名前だ。

これは、インクが無色になる、という効果を使っているとのこと。
ペンの反対側に専用のゴムがついていて、インクが乾いたらそれでこすると、摩擦熱でインクが無色になり、消える…という仕組みとのこと。
いったん高温になって消えると、もう戻らないという不可逆反応らしい。
なるほど。

ワープロになる前は、本当によく消しゴムを使った。
前にも書いたが、報告書などを書いていると、あ、これも書きたいとか、書くのを忘れていたこととか、書いている最中に思い出す。
そのたびに消しゴムで消す。

ぼくは硬い芯が好きで、FかHを使っていたので、消しにくい。
HBだと、筆圧が高くて芯が折れるのと、手が真っ黒になるのだ。
ウチの子どもたちは、小学校でBを使えと推奨されているらしく(たしかに、Bで書くとコピーをしても鮮明だが…)、手が黒くなりながらもBを使っていた。
ぼくらの頃は、HBだったのだが…。

それでも、プラスチック消しゴムができて、きれいに消せるようになった。
昔のゴム消しとか、砂消しだと、何度も消していると、紙が破れてしまう。

図面も、鉛筆で描いていた頃は、電動消しゴム(電消し)をよく使った。
一部分だけをきれいに消すためには、電消しと消し板は必需品だった。
電消しも、当初はコンセントにつなぐタイプでないと、回転数が低くて使いものにならなかったが、10年くらい前から充電電池が良くなって、充電式のものに変わった。
常に充電台に置いておいて、コードレスで使えるもの。これは便利だったなあ。
でも、図面をコンピューターで描くようになって、これも不要になった。

長い報告書を書いていて、途中でどうしても書き足したくなった時など、別の紙に書いて、切り貼りしたこともあった。
これは、ゼロックスができたおかげだ。

ゼロックスの効果はさておき、ワープロができて、消しゴムの需要もだいぶ減ったのではないか。

いいニオイのする消しゴムや、キャラクターの消しゴムなど、本来の用途以外のところで売った消しゴムもあったなあ。

でも、今回、消せるボールペンが出て、また消しゴムの需要が減っていくのかもしれない…。
消せるボールペンを作った会社は、消しゴムも作っているのだが。

学校はまだまだ紙と鉛筆の世界だ。
それは続けるべきだと思う。
手を動かすことで覚える…という効果もある。

それは、ボールペンでもいいのだが…。
やっぱり、鉛筆と消しゴムか。

小学校1年の時に、真新しい筆箱に、とんがったHBの鉛筆(なぜか、ふかみどり色と決まっていた)にキャップをかぶせて、並べて持っていった、あの感覚…ウチの子どもたちも同じだったが、鉛筆はBだった…、あれは続けてほしいなあと思う。

単なる郷愁かもしれないが、あれが消せるボールペンになったら…、何となく寂しいものがある。

やっぱり、鉛筆と消しゴムはなくしてほしくない。

と、思いつつ、ワープロを使って書いているのだが…。

すみません…。






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