考えたこと2

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フェイル・セーフ
人間は完璧ではない。
人がやることには、必ずマチガイが起こる。
そんな当たり前のことが、なかなかわからない。

だから、フェイル・セーフという言葉がある。

「人はマチガイを犯すものだから、もしも間違っても、ここまでで止めましょう」という機構だ。

もちろん、機械に対してもフェイル・セーフという考えは適用される。

クルマのブレーキオイルの配管は、1本ではなく2本にしましょう、というのがそうだ。
もしも1本が切れても、もう1本の配管でブレーキに油圧をかけて、最低限止まることはできる。
それを一歩進めて、配管をクロスさせておく。
そうすると、片側だけがブレーキがかかって、危険な状態になることが防げる。
「万が一」というヤツだ。

パソコンで、ファイルを消去する時に、「ホントに消してもいいですか?」と聞くのは、人間へのフェイル・セーフだ。
誤って消去することを防ぐために、もう一度確認のウィンドウを開く。
2回間違えることはないだろう…というヤツだ。
それでも、毎回聞いてくると、いつものように何も考えず、OKのボタンをクリックしてしまう。
もう一段フェイル・セーフがあって、もしもOKをクリックしてファイルを消去してしまっても、「ゴミ箱」という入れ物に入るだけで、その中から出すことができる。
2段階のフェイル・セーフ機能ということになる。

やることが決まっていると、フェイル・セーフできるのだが、何をするのかわからないのが人間である。

規則にのっとって行動していないと、フェイル・セーフはできない…ということだ。

そのためには、経験をつむしかないのだろう。

経験が多いほど、自らにフェイル・セーフの機能が働くようになる。

その意味では、年を取るのも芸のうち…ということになる。

それでも、いつもやっている仕事でも、どうして?…というマチガイを犯してしまう。

そこに、経験だけではない、「センス」とかいうものが顔を出すのだ。

センス…日本語にすると、「感じること」。

それは、天性の才能なのかもしれない。

どうやったら、センスは磨けるのだろうか。

これは、生きていく上で、すごく大事なことだと思うが、難しい。




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