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2007.09.16 Sunday
3つのK
3Kというと、労働条件で「きつい、きたない、危険」ということだった。
今は「きつい、給料が安い、帰れない」というふうに言われることもあるという。 どちらもヨクナイことの頭文字をとったものだが、設計の仕事をしていたときに、技術屋の大事なものは…、ということを、「3K」という言葉になぞらえて言っていた。 仕事をしていると、どうしようもなくなる時がある。 行き詰まるというヤツだ。 そんな時、どうやって打開するのか…。 リクツは大事だが、それだけではない。 「経験とカンとくそ度胸」この3つ…これが「技術屋の3K」だと言っていた。 やっぱり、「経験」をふまえないといけない。その部分は大事。ムチャも必要だが、限度もあるだろう。 「カン(勘)」…全部が理詰めでは運ばない。こうなるはず、というような思い込みもないとイケナイ。 「くそ度胸」というのは、むりやり頭文字をKにするために頭に「くそ」をつけたという経緯はあるが、単なる度胸ではダメな時がある。要は「思い切り」だ。いくしかないときは、いくしかないのだ。もちろん、無謀ではいけない。 そこに経験による見極めが必要だろう。 仕事には納期がある。特にもの作りの上流の方で納期が遅れると、そのあと全部が遅れてしまう。 もちろん、確認も大事だが、どこかで「思い切って」いかないといけない。そんなときに、この3つのKが必要になる。 新しいことをやってみる時もそうだ。 経験にもとづいたカンを働かせなくてはいけない。そして、思い切っていかないといけない…ここでも3つのKが要る。 別にマニュアルになったわけではないが、今でもいいセレクションだと思っている。 経験、カン、くそ度胸…これは良い方の3Kです。 |
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