考えたこと2

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危機管理

以前、仕事で苦労した時に、危機管理の本を読んだ。
その中に書いてあったのが、どんな逆境の中でも、前を向いて考えること…ということ。

だいぶ前にここに書いた、"Silver lining"のことわざもこの本の中で紹介されていた。

書いた人は佐々淳行という人。
危機管理のノウハウという本で、文庫になっている。

危機管理というのは、悪いことが起こらないようにしていても、起こってしまったことについて、起こった後どうするか?ということを考える事だと知った。

「管理」という言葉がキーだろう。
起こってしまった物事を、ちゃんとコントロールすること、これが「管理」だ。

大変なことが起こってしまうと、普通はあわててしまい、物事がちゃんと見えなくなる。
自分の見たところだけが真実であって、広い目で見ることもできない。
普段なら冷静に判断できることも、そんな状況では、正しい判断が下せなくなる。
要は、コントロール不能になる、ということだ。

だから、一つは常日頃からもしもこんな事が起こったら…と想定しておいて、その時になってもあわてないようにすることだ。消防訓練などは危機管理だといえる。

でも、想定外の事も起こる。これがホントに危機管理が必要な出来事。
たしか、その本には、逆説的だが、「拙速」でもいいから動くこと…と書いてあったと思う。
つたなくてもいいから、早めに何か動いてみる、ということだ。
もちろん、間違っていたら、すぐに別の手をうつという事も入っている。
じっくり考えて行動しようとするよりも、とにかく何かをすること…これも難しい。
これ以上の失敗をおそれて、普通は動けなくなる。

もう一つは「始まったことは必ず終わる」という事を自分に言い聞かせること。
どんなにつらい状況でも、先が見えない状況でも、どうしたらいいのか、全くわからない状況でも、必ずいつかは落ちつく時が来る、ということだ。

この言葉は、作者の経験から出ている言葉だけあって、すごく印象に残っている。

それでも、最も大事なのは、常に自分というものを失わないことだろう。
そのためには、どうしたらいいのか。
いつも、自分が何を大事にするのか…価値観をハッキリと持つことかな。

自分にとって大事なものは何かを考える…意外と難しい。

それができる人はエライと思う。

ぼくはまだまだダメだ。

ムダに年を取ってしまった。




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