考えたこと2

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不思議な英語
中学校で最初に習ったのが、This is a pen.という英語だったと思う。
象徴的な文章だ。

これはペンです…見たらわかるやろ、というツッコミができる。
I am a boy.も、よほどヘンなヤツでないかぎり、見たらわかるやろ、という文章である。

もちろん、英語の文法を習うために、そのような文章が選ばれているワケだが…。

そんなこんなで、ネィティブの人たちにとっては、ヘンな英語なのかと思う。

それでも、いろんな表現があって、逆にぼくにはおかしく思える英語でも、ネィティブの人たちにはおかしくないものもある。

以前書いたSrepmomという映画で、ジュリア・ロバーツが、スーザン・サランドンに会いに行く場面があった。
娘と息子がいて、ジュリア・ロバーツは新しい母親で、スーザン・サランドンは前の母親という立場。

ジュリア・ロバーツが、スーザン・サランドンに初めて会って挨拶をしたら、スーザン・サランドンは"Do I know you?"と言った。
私はあなたを知っているか?…自分のことを質問する文章だ。

ぼくは、長いことカタチの上では Do I …? という文章はあるだろうが、実際に使うことはないような気がしていた。
でも、その映画を見て、なるほど…とわかった。

あなたはだれ?と聞く代わりに、私はあなたをしっている?と聞くのは、丁寧なきき方だと思う。
Who are you?よりも柔らかい。

Do I know you?というひと言は、そのシーンとともに忘れられない。

そのシーンのすぐ後に、またジュリア・ロバーツの印象的なセリフがあった。

実は、前の母親は病気で余命があまりなかったのだ。それを知ったジュリア・ロバーツは、"Are you dying?"という。「あなた死ぬの?」というような字幕だったと思う。

「死ぬ」という動詞に進行形があるという意識はなかったが、そんなふうに使うのか…と思った。
その後、時々ERという救急救命室のテレビ番組を見ていても、出てくる。おそらく、"Am I dying?"というのもアリだと思う。「私は死ぬのですか?」という時に使うだろう。

"dying"は、死の過程にあるという意味になるのかな…。

"die"に現在進行形があるというのは、何となくおかしい。

でも、死にも始まりと終わりがあるんだろう。終わりはもちろん死だが、病気などで本人が死を意識したら、死の過程が始まるという感覚かもしれない。

"Do I know you?"や"Are you dying?"という英語はそれだけ出てきたら、不思議な英語だが、ドラマの中で出てくるとよくわかる。



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