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2007.08.25 Saturday
トム・ソーヤ効果
マーク・トゥエインが書いた、トム・ソーヤの冒険という物語がある。
この中の話で、トムがやりたくもないペンキ塗りをやらされる、という話があった。 長い塀にペンキを塗るのだ。つまらない仕事だ。 一計を案じたトムが、ペンキ塗りの仕事を、さも興味深そうにやっていると、見ていた友達がぼくにもやらせてほしい…と次々に頼んできて、結局トムは友達にペンキ塗りをやらせたという話だった。 ペンキ塗り…面白くない仕事である。 面白くないなあと思いながらやると、時間がかかって、やっぱり面白くなかっただろう。 ところが、塗った塀をじっと見つめて、塗り方を工夫して、どうやったらうまく塗れるのか…と考えているように塗っていると、見ている友達が、ぼくにもやらせてほしい…と言う。 「いや、これは、案外難しいんだ」などと言うと、見ている友達はよけいにやりたくなる。 そして、やらせてもらった友達は、楽しくペンキ塗りをすることになる。 「こうやったら、きれいに塗れる」という自慢などするのだろう。 これは、仕事というものをよく表していると思う。 その仕事の面白みを意識すると、その仕事は面白くなる。 それが、ある人にとっては、つまらない仕事であったとしても、面白くなる。 その仕事に対する問題意識がどれだけあるかで、面白さは変わるのだ。 ということになると、問題意識をたくさん持てば、楽しくできる仕事が増えるということか。 問題意識をたくさん持つためには…いろんなことをよく考えることかな? そのために必要なのが、一昨日書いた、中間言語ではないか、と思っている。 トム・ソーヤと問題意識と中間言語、この3つの組み合わせは面白い。 ここで、問題意識とは何のことか…わかります? どういうことなのかな…何かに対して、ひっかかる感じということなのだが…。 この言葉は、会社に入ってから覚えた言葉だと思うが、いつも頼りになるWikipediaにも出ていなかった。 これはこれで、考えなければならない。 今日はもう寝よう。 |
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