考えたこと2

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万年筆
1970年代はまだ万年筆が入学祝いになる時代だった。

パーカーやモンブラン、パイロットなどの万年筆はその定番だったと思う。
パーカーは、クリップのところが矢のデザイン。
モンブランはキャップのところに白い雪の結晶のようなマークが入っている。カートリッジ式ではなくて、ペン先と反対側がネジ式のポンプになっているのも特徴的だった。いまもポンプ式のがあるのだろうか。
パイロットのは、ペン先に14Kとか刻印してあった。
シェーファーとか、ウォーターマン、ペリカンというのもある。
いまはデザイナーズブランドというのか、カルティエとか、ダックスなどというのもある。

万年筆というのは、書いているうちにペン先が書き手に合わせてなじんでくるものだ…と聞いたことがある。
だから、人に万年筆を貸してはいけないという。

有名な作家で、万年筆を使う人は多かったようだ。

いまはボールペンがいろいろあるので、そちらも多いだろう。

ぼくらが小学生の頃は、オトナが使っている万年筆がうらやましかった。

今のように派手な色のものはなく、たいがい黒かグレー系だった。

こっそり、使ってみて、ふ〜んと納得した。
別にそんなに書き味が違うわけではないが、ブルーのインクが入っていたりすると、何となくいつもと違う、うれしさがあった。

母はパイロットのを1本、父はパーカーを持っていたと思う。
中学の頃だったか、父が会社の人のお土産で、モンブランの万年筆をもらって帰ってきた時は、家族みんなでこれがドイツの万年筆か…と見たものだった。

一時会社で万年筆を使っていたが、水性ボールペンのいいのが出て、そっちの方がよくなってしまった。

でも、なじんだ万年筆の書き味は、すごく柔らかい。
1本、実家にあった万年筆がある。
ペン軸のネジが壊れて、ちゃんととめられなくなってしまっている。

たぶん、母が持っていたのをもらったのだと思うが、親子で書きぐせが似ているのだろうか、最初から使いやすかった。

こういうものは、捨てられない。
いつか修理して使おうと思っている。

最近はめっきりと使う人が減った。
今や嗜好品の部類である。

200円ほどで、使い捨ての万年筆を売っていたりするが、ボールペンの時代が来てしまって、復活は難しいだろう。

しかし、なくなりはしないだろう。
万年筆とは、そういうモノだと思う。


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