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2007.06.02 Saturday
年月日
フランスの刑事物のドラマを見ていたら、手がかりになる携帯電話が残されていて、そのロックを外そうとしている場面があった。
まず、生まれ年を入れてみる。1984…ダメだ。 2回失敗したら、ロックされるので、見るために電話を局に持っていかなければならない。焦る…。 生年月日は?5月22日だ。 0522と入れると思って見ていたら、2205と入力する…ビンゴ!解除された。 こんなところに違いがあるんやなあ…と感心した。 そういえば、西洋では日付を記入するときには、22nd, May, 1984というように書く。 日、月、年の順番だ。 日本では年、月、日の順番が当たり前だから、どうもピンと来ない。 5月22日なら、2205と言われても、22月がないから日が先に来たことがわかるのだが、5月10日だったら1005になって、10月5日と間違ってしまうだろう。 前に、マルとバツが通じないという事を書いたが、この日付の書式も文化の違いだろう。 月をJan、Feb、Marというように、数字でなく言葉で書くことも、日本とは違う。 日本は明治維新で太陽暦を取り入れたときに、合理化しすぎたのか、月の名前も全部数字にしてしまい、それが当たり前になってしまった。 一月、二月、三月…だ。 もともとは、睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、文月、葉月、長月、神無月、霜月、師走という名前があった。 むつき、きさらぎ、やよい、うづき、さつき、みなづき、ふづき、はづき、ながつき、かんなづき、しもつき、しわす、ということになる。 師走以外は、あまり使われることはない。 西洋では、これをまだ使っている、ということだ。 5月22日は、皐月二十二日となる。 今日は水無月二日。 西洋の人たちには、First month, Second month…というように、数字を月にしてしまう事など、考えも及ばないようだ。 ちなみに、6月「June」の由来はローマ神話の女神、ジュノーで、結婚を司る女神だから、6月に結婚する花嫁が幸せになれると言われる…という説もあるようで、もちろん、各々の月に由来がある。 日本の6月は水無月で、諸説あるようだ。田に水を引く月だから、水の月が水無月となったとか…いろいろと書いてある。 いずれにしても、月の名前が数字…というのはちょっと味気ないような気もする。 今さらもとには戻れないだろうが…。 |
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