考えたこと2

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世界反米ジョーク集
世界反米ジョーク集 早坂 隆 中公新書ラクレ

世界で楽しまれている、アメリカをネタにしたジョーク集。
とにかく、ブッシュの評判が悪いのには驚かされる。
イラクの失敗、単独行動主義、国連軽視など、いろいろネタがある。
良きにつけ、悪しきにつけ、超大国はネタにされるのだろうが、ブッシュジュニアになってからはひどくなったのだろう。

9.11の同時多発テロは世界を変えてしまった。
21世紀の初頭に、21世紀最大の事件が起こった…ということになってほしい。
これ以上の事件はもう起こってほしくない。

今のブッシュ政権の中核にいるネオコン(ネオ・コンサバティブ=新保守主義者)などについても解説されている。
アメリカの政治、外交、国内事情について、簡潔にまとめた解説があり、笑えるジョークがあり、楽しい本。

地球人口の5%を占めるアメリカが、世界の二酸化炭素の排出量の25%を占めているのに、京都議定書を認めなかった…というようなことも書かれている。

アメリカの軍事予算は3991億ドル(2004年度)であり、世界の軍事予算の4割以上を占め、2位のロシアの6倍以上だそうだ。
もう東西冷戦などない。

アメリカが中東やバルカン半島で使用した、劣化ウラン兵器の影響は今も深刻とのこと。
半減期は45億年らしい。

第2次大戦以降、1950年朝鮮半島、54年グアテマラ、63年ベトナム、83年レバノン、グレナダ、89年パナマ、91年湾岸、93年ソマリア、98年スーダン、99年コソボ、01年アフガニスタン、03年イラク…がアメリカが関与した戦争。
武器の輸出超大国でもある。

「ある青年が本屋に行って店員に聞いた。
「平和国家・アメリカ」という本は置いてありますか?
「ええ、あるわよ。そこのファンタジーノベルの棚に」

「ジョークの世界では、20世紀後半の主役はソ連だった。スターリンやフルシチョフは絶好の笑いの標的となり、ヨーロッパを中心として世界各国で楽しまれた。それが21世紀を迎えた今、主役はアメリカへと移行した。反米ジョークによってアメリカは世界中の人々に笑われている。」

その他にも、銃社会、訴訟の問題など、アメリカの国内問題についてもいろいろと書かれている。

このシリーズはなかなかおもしろいです。


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